9.22.2011

石川直樹 - The Seven Continents -



TOO MUCH magazineは都市を考える雑誌です。人類がつくり出したこの都市という小さなスペースの中で、今や総人口の半分以上の人々が生活をしています。安全で快適で便利で楽しく、そしてできる限りの富を生み出せるように考え出された都市は、人類の英知が集結した尊い場所だということができるかもしれません。

しかし、人間の中にはたまに、この快適な都市生活から飛び抜けて、自ら命の危険を冒そうとするおっちょこちょいな人々がいます。一歩歩くごとに脳細胞が死滅していくような過酷な場所に喜んで出かけて行きます。ある人は、彼らのことを「無用の征服者」と呼びます。石川直樹は、そんな中の一人でしょう。

都市にはない喜びとはどのようなものでしょうか? 彼らはその極地に何を見るのでしょう? 彼らはただ向こう見ずなだけでなく、生きて帰って来るためにあらゆる手段を使います。建築家や都市計画家が考えもつかない空間の使い方もそのひとつです。

明日はぜひ会場で、石川直樹の話に耳を傾けてみましょう。TOO MUCH magazineと石川直樹がはじめるレクチャーシリーズ「The Seven Continents」の1回目です。まずは、彼が今年、2度目の登頂に成功したエベレストについてです。

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2011.9.23 (Fri) at VACANT www.n0idea.com 
open 18:30/ start 19:00 
料金:¥1,000 (zine付き)  

講師:石川直樹  

予約:VACANT booking@n0idea.com 
※ 件名を「The Seven Continents」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。 
※ 万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。





石川直樹(いしかわ・なおき)
写真家
1977年東京生まれ。高校2年生のときにインド・ネパールへ一人旅に出て以来、2000年に北極から南極まで人力で踏破するPole to Poleプロジェクトに参加。
翌2001年には、七大陸最高峰登頂に成功。その後も世界を絶えず歩き続けながら作品を発表している。
2011年8月、リトルモアより「For Everest ちょっと世界のてっぺんまで」を刊行。
http://www.straightree.com/
http://www.littlemore.co.jp/foreverest/