10.15.2011

"Unknown Tokyo" by Naohiko Hino - update





僕が”Unknown Tokyo”で見せたいのは、以下のような場所です。

市街地
銀座、西新宿、渋谷、中央線沿線の中野や吉祥寺といった市街地。実は最初の2つの地域は明治の都市計画、昭和の都市計画によって出来た街で、残りは自然発生的な街です。地形の影響や古くからあった商店街の面影など歴史がそのキャラクターを決めています。

住宅地
いわゆる下町の京島のあたりや、成城、田園調布などの整然とした山の手の住宅地。だいたいこういったもので東京の住宅地はイメージされますが、実はもっと 多様です。郊外というものが形成され始めた最初の場所である北区の滝野川、その少し後、郊外住宅地になっていった練馬や大田区、あるいは巨大な団地。
日常に埋没してあまり意識しないし、どこも代わり映えしない場所に見えますが、住宅地にはあるパターンがあり、そのパターンが生み出された時期を追いかけていくと、その必然性が見えてきます。

その他にちょっと特殊な場所がいくつかあります。江戸の路地を残す日本橋界隈、漁師町の名残を残す羽田、今でもすごく活気ある商店街が残る駒込や戸越、鉄 道が作った下北沢などなど。パターンで語れないキャラクターがさまざまな場所にあり、そうして東京の巨大な広がりが緻密に作られています。

今回は相馬泰さんに東京の様々な場所の写真を撮っていただいています。その写真を枕に自分が生活している場所がどういう場所か、あらためて見直し、それが東京全体とどう繋がっているのか発見していければと思います。
(テキスト:日埜直彦)
2011.10.23 (Sun)
at VACANT www.n0idea.com
open 18:30/ start 19:00
料金:¥1,000

講師:日埜直彦
写真提供:相馬泰

予約:VACANT booking@n0idea.com
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